こんばんは!ベカンです。
今日はTwitterランドで、
銀行格付簡易版をExcelで
作成した人を発見!
紹介させていただく。
簡易格付の作成者は?
天才がいた!私が普段銀行で行ってる自動格付(スコアリング)と比べて遜色ないんだが?コレ個人で作ったのか?凄すぎるwww https://t.co/oq4Xkql5J1
— ベカン@銀行員+ 不動産・太陽光 (@bekan13) 2020年11月7日
定性要因が抜けてました。200点満点中127点・格付け4
— 囚人シアン (@shujinsian001) 2020年11月7日
現時点での融資元利払いの確実性は高いが、やや心配な特定の要因を内包しており、将来的に返済の確実性が低下するか、信用状況に懸念が生じる可能性がある。償還能力が安定的と判断する要素が不足しており、実際上のリスクがあると判断される。 pic.twitter.com/ksqbdTx2CO
作成者:@囚人シアンさん
建設現場勤務のボロ戸建DIY勢。
筋トレにお熱。こんな人柄。
ブログ内容からも
金融色を感じないだけに驚き!
そんな方がネットで落ちてる
スコアリングを元に、
簡易格付Excelを作成したと!
いや。もしかしたら、
記事化してないだけで、
財務・税務に精通されてる
人なのかも知れない。
簡易格付の精度は?
ベタ褒めした後に
言うのもアレだが、
銀行簡易格付には
まだ及ばない。
では具体的にどう違うか?
すぐに思い付いた2点だけ
紹介していく。
・前年度との比較
銀行に新規融資依頼すると、
担当者から「決算書3期分」を
求められるだろう?
銀行の簡易格付は、
単年度で判断しない。
大体3期分の決算書を見て
異常値ないかを検証する。
メガバンだと5〜7期分ほど
提出を求められたと
愚痴る社長の話も耳にする。
シアンさんのExcel格付では、
過去決算書の比較がない。
この部分は改良の余地あるだろう。
・キャッシュフロー
銀行はCFも大事にする。
いくら業績良くても
黒字倒産する可能性もある。
なので勘定科目から
各種回転率などを計算し、
前期比で悪化してないか?
相当細かく分析される。
※全部機械がやってくれる
この部分も欠けている。
改善の余地あり。
・・・とはいえ。
銀行目線では自社が
どの様に見られているか?
ざっくり判断するには
十分過ぎるシートである!
現状@シアンさんが無料で
配布している様だ。
リプが殺到しているので、
全員に配るかは不明だが、
親しい人は相談してみては
如何だろうか?
銀行員の存在意義
ご謙遜を。正直驚きですよ。でも逆に私達銀行員の存在意義を考えさせられます。一般的にネットに落ちてるデータで、日々顧客の融資判断をしてるので。その人(企業)の人材・商品など数字で見えない部分を拾い審査に専念したいと思います。
— ベカン@銀行員+ 不動産・太陽光 (@bekan13) 2020年11月7日
銀行でAIが導入されれば
正直、銀行員自体が不要になる。
今回の一件でそんな懸念を覚えた。
銀行は情報の宝庫。
ビックデータを活用して、
AIにディープラーニングさせ、
融資審査する時代も近い。
中国のリテール部門では
入出金の流れ等から
個人毎にスコアを付け、
融資審査する手法が
確立されていると聞く。
日本でもメガがマネして
同様の試みが始まっている。
資金繰りは企業の命。
AIが融資判断するなら、
生殺与奪の権利を
すべてAIが握るも同義!
なので私達銀行員は、
定量面だけでは見えづらい
定性面を評価する役割は重要。
AIには社長・従業員の人柄は
現状理解できないだろうし、
商品性などクリエイティブな
部分も善し悪しの判断は難しい。
※人間がやっても難しいがw
シアンさんの様な個人の方でも、
銀行簡易格付のExcelシートを
作成できてしまう世の中だ。
全部数値化して融資判断できれば、
銀行員なんてもう不要なのでは?
私達の存在意義を見出す必要がある。
メガでは大量の人切りが
既に始まっている。
私も現在没頭している
不動産・太陽光投資で
経済的自由を手に入れることが
急務となった気がする。
しがない銀行員のボヤきでした。
ではでは_(:3」z)_