こんばんは。ベカンです。
世間はコロナ自粛のため
外出できず折角のGWを
持て余してる人が多い様だ。
だが兼業投資家は違う!
平時に貯まった諸手続きの
片付けに奔走するのだ!w
ずっと保留してた、
政策金融公庫融資の
借入申込書を郵送!
父経営法人での公庫融資申込書類の郵送完了!また税理士に試算表作成依頼。GWで一気に片付いた!スッキリ!
— ベカン@銀行員+ 不動産・太陽光 (@bekan13) 2020年5月4日
「新型コロナウイルス感染症特別貸付」
ちまたでは「公庫水」などと
呼ばれてるこの融資。
経営危機に陥っている
中小事業者の方の参考に
なると思うので、
申込内容を紹介しよう。
父経営法人がピンチ!
父は地元で家業を長く経営。
B to Bの仕事なのだが、
4月売上が前年同月比で半分に!
これはマズイ!と思い、
まずは持続化給付金200万円申請。
これで当面の資金繰りを
付ける算段である。
【持続化給付金の記事】
これだけでは不安なので、
次策として公庫融資を申込み。
当面半年くらいの資金繰りの
算段を付けようと思った次第だ。
既存借入の一本化
今回はただ新規融資を
依頼するのではなく、
少し変わったアプローチを試みた。
既存の公庫借入と、
今回の新規運転資金を1本化。
銀行では「回収新規」とも呼ぶ。
全体の期間を延ばし、
返済額を抑えることで、
資金繰りに余裕を持たせたい。
そんな狙いである。
【既存借入+新規融資】
残債 返済元金 残期間 金利 制度種別
①賃貸アパート1号 2,100万円 14万円 12年 0.85% 新規事業
➁本業機械設備 140万円 4万円 3年 1.31% 緊急対策
➂太陽光 440万円 3万円 13年 1.50% 経営力向上
④賃貸アパート2号 1,400万円 11万円 14年 1.31% 普通
⑤本件運転資金 520万円 ? ? ?
合計 4,600万円 32万円
⇓
【回収新規後:特別貸付】4600万円 19万円 20年(据置5年)1.36%
借入の殆どが私が副業で始めた、
不動産・太陽光投資の借入。
現在アパート満室経営・太陽光も売電安定。
本業赤字を助ける形だが、
ここで返済額が減れば、
資金繰りは相当余裕が出る。
なんせ返済元金19万円だ!
相当インパクトがデカい!
更に!返済猶予5年も
付けれる可能性がある。
新規融資(一本化)の懸念点
金利上昇
前項の借入内容を見ると
既存借入は軒並み低レート。
今回の新型コロナ特別貸付に
借替えてしまうと金利上昇する。
ただし3年間は▲0.90%なので、
1.36%-0.90%=0.46%
更に市からの特別利子補給で、
3年間実質ゼロ%になる可能性も!
3年後は1.36%に戻るが、
今回は非常事態のため、
返済額軽減効果を優先したい。
一本化不可な場合も
既存公庫融資は、
各種制度を利用して
低金利で借入しているが、
今回のコロナ特別融資と
制度上の兼ね合いで、
合算できない可能性あり。
また既存借入のために、
父工場・アパート等を
担保提供している。
コロナ特別融資は無担保。
有担保・無担保の違いでも
何か弊害があるのではないか?
更に資金使途も心配だ。
既存借入はすべて設備資金。
今回の運転資金と一緒に
しても問題ないのだろうか?
色々と心配ごとが残る。
新規貸出の判断
そもそも論だが、
返済見込みがない法人に、
新規融資は出ない。
本業で万年赤字の
父経営法人だけに不安。
ただ近頃は私が大幅な
経費削減を断行したり、
不動産・太陽光部門が堅調。
直近決算は当期利益100万円で
着地できた経緯あり。
償還財源250万円=当期利益100万円+減価償却150万円
借入総額4600万円÷250万円=18.4年 < 本件20年
もし設備基準20年で
貸してくれるなら、
何とか償還力も入る。
運転基準15年なら超過。
企業は資金繰りが命!
これに尽きる!
いくら黒字だろうとも、
売上が伸びようとも、
資金ショートしたらダメ。
黒字倒産である。
新規融資を受けて
一時的に凌げたとしても、
返済が大変になっては困る。
なので金利が高くなろうとも、
返済期間を延ばす!
これが最優先事項だ。
コロナで売上激減して
大変な事業者さんは、
融資一本化も検討してみてくれ。
注意点は公庫内の借入のみ。
他金融機関での借入は、
その銀行に相談しよう。
ではでは('ω')ノ