とある銀行員の超投資砲

金融系男子30代 節約&投資で経済的自由を目指す奮闘記。あらゆる投資にチャレンジ(不動産・株・FX・仮想通貨・ソーシャルレンディング)

銀行員に10秒与えたら決算書のドコを見るか?

どうも!ベカンです。

今日もTwitterに面白い議題があった。

銀行員が決算書を見る時に、

どの項目を見るか?

順番を考えてみた。

 

 

ただ時間無制限なら、

決算書を隅々まで見るので、

時間制限を「10秒」として

自分なりに考えてみた。

 

短時間で良し悪しを判断するには、

重要な項目を絞る必要がある。

選ばれた項目は必然的に、

会社運営上の「核」の部分だ。

 

これが分かれば、

銀行の融資審査を有利に

運ぶことが出来るかもしれない。

それでは銀行員的な視点で

説明していこうと思う。

ポイントは事業の継続性

銀行は融資先が倒産しないか?を

一番警戒して決算書を見る。

もし取引先が潰れてしまえば、

貸した金も全部パーである。

銀行と顧客は一心同体なのだ。

 

毎期安定的に利益を出せる会社。

これが一番好まれる。

「毎期」が肝である。

単発の好決算で終わってもダメ。

逆に超絶悪い決算でも、

特殊要因で単年度限りなら問題ない。

継続して事業運営できる会社かを

銀行員は判断するのだ。

 

【追記】Twitterでのご意見。

銀行員は「安全性」を重視し、

「過去実績」で判断する。

言われるまで気付かなかったが、

安全性に重きを置く

銀行審査に染り切った

自分を発見できたw



 

短期→長期の順番でみる

短期とは即ち「資金繰り」の部分だ。

またの名をキャッシュフローと呼ぶ。

どんなに儲かる会社でも、

資金工面が出来なければ黒字倒産。

悪化が酷いと短期間で潰れる。

概ね半年以内の事業継続性を判断する。

 

次に少し長く見て1年間。

即ち単年度の「利益」だ。

先程の資金繰りと違って

赤字でもすぐ倒産する可能性は低い。

ただ利益は企業運営の根幹。

理由次第では事業継続困難だ。

 

最後にもっと長期的目線でみる

開業当初からの蓄財である。

資金繰りが悪かろうと、

決算が大赤字だろうと、

今まで貯めた資産が莫大なら

当面潰れる可能性も低い。

 

10秒で判断するには?

順番としては上記通り

目先の安全性を確認した後、

段々と長い目線でみていく。

 

①資金繰り

②利益

③純資産

 

この順番が理想だ。

それぞれ詳細を説明する。

 

①資金繰り

本当の資金繰りを知るには、

細かく項目を見る必要があるが、

ざっくり判断する方法がある。

それは「流動性ギャップ有無」

流動資産<流動負債ならば、

流動性ギャップが生じている。

 

流動負債とは1年以内に払うもの。

流動資産はその逆で貰える側だ。

1年以内に貰えるお金より、

払うお金が多ければ、

倒産するに決まっている。

 

②利益

先程はバランスシートを見たが

この利益はP /L表で確認できる。

そして利益にも種類がある。

・売上総利益

・営業利益

・経常利益

・当期純利益(税引後)

 

一般的に皆がいう利益とは、

当期純利益のことを指すが、

これだと一過性の損益が

含まれやすく会社の

実態が隠れてしまう。

 

なので私が重視する利益は、

「営業利益」である!

経常利益でもいいんじゃない?

と疑問に思う人もいるだろうが、

其々違いを並べるとわかりやすい。

 

営業利益→会社本業で稼いだ利益

経常利益→本業以外の損益含んだ利益

 

本業以外の損益は色々あるが、

・受取利息・配当・支払利息

・有価証券売買損益

・為替損益

・仕入割引・売上割引

 

まあ大体の場合が金融商品系の話だ。

受取・支払利息では然程ブレないが、

有価証券売買・為替損益まで含めると

利益に与える影響が大きい。

これでは会社本業の実力を見誤る。

 

【追加】Twitterでご意見頂いた。

経常利益(支払利息のみ勘案)

会社運営のための借入利息を

含めた方が本業の実力と言える。

10秒という足枷があるので、

営業利益を選択したが

時間があればこっちの方が良い。

 

どの利益項目も違う意味がある。

本当は全部見たいが1つだけ選ぶなら

営業利益を特に重視して見ている。

 

③純資産

バランスシートに戻り、

右下の純資産の部に目をやる。

純資産とは開業当初からの

利益の積み重ねである。

この部分が大きければ大きい程、

会社の安定性は増す。

 

注意すべきは逆のパターン。

利益が積まれるどころか、

マイナスになっていることがある。

これには段階があある

 

・第一段階

繰越欠損累積が資本金の範囲内

 

・第二段階

累積が資本金を超える(債務超過)

 

開業当時に用意したお金が資本金。

これを食い潰す赤字を出したなら、

何かしらの形で借金をして

事業継続を余儀なくされる。

支払を伸ばしてもらうとか、

銀行からお金を借りるとかだ。

これが債務超過の状態だ。

素人目で見ても危ないのは明白。

 

ビジネスモデルが悪いのか?

経営者や従業員が悪いのか?

根本的な欠陥あるから毎期赤字なのだ。

債務超過脱出は極めて困難である。

長期的目線で重要項目である。

 

3項目で大体判断できる

時間があれば、ゆっくりと

分析すれば良いのだが、

銀行の営業では、

新規融資先開拓の際、

一瞬だけ決算書を見せて貰える

チャンスが到来することがある。

ここで短時間で融資判断できれば、

積極的に営業すべき先か選別可能。

 

そんな時は、上記に書いた3項目を

瞬時に見るようにしている。

詳細に見ないと危ないが、

そこまで外したことはない。

 

あと冒頭ツイートでは、

①流動性ギャップ

②純資産

③利益

とやや順番が違う。

 

理由は①②はバランスシートで

一気に確認できるからだ。

その次にページを捲って、

P /L表で③を確認すれば、

時間効率アップする。

 

重要性的にはブログ内容通りに

①流動性ギャップ

②利益

③純資産  

 

皆さんも自分の決算書で

この3項目を見てみてくれ。

良し悪しで銀行融資可否が

判断できるのでオススメ。

ではでは (*・ω・)ノ